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ヘアアイロンで髪が傷む原因は?ダメージを最小限に抑える対策と温度設定

ヘアアイロンは髪を手軽に整えられる一方、温度や使い方を誤ると、パサつきや枝毛、切れ毛につながるおそれがあります。
特に毎日使用する場合は、髪質に合った温度に設定し、同じ部分へ長時間当てないよう注意することが大切です。
また、使用前後のヘアケアを取り入れることで、髪への負担を抑えやすくなるでしょう。

本記事では、ヘアアイロンで髪が傷む原因をはじめ、適正温度や正しい使い方、ダメージ対策に役立つアイテム、機種の選び方まで詳しく解説します。
髪への負担を抑えながら理想のスタイルを楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。

●ヘアアイロンで髪が傷む主な原因
ヘアアイロンで髪が傷む主な原因には、高温によるタンパク質への影響、プレートとの摩擦によるキューティクルの損傷、濡れた髪への使用による熱損傷があります。
また、いずれの原因もパサつきや枝毛、切れ毛につながるため、まずはそれぞれの仕組みを理解することが大切です。

以下では、各原因が髪にどのような負担を与えるのか、傷む仕組みとあわせて詳しく解説します。

・高温による髪内部のタンパク質変性
ヘアアイロンを高温で当て続けると、髪の主成分であるタンパク質の構造が変化し、毛髪の強度やしなやかさに影響するおそれがあります。
その結果、ゴワつきやまとまりにくさ、切れ毛につながる場合もあるでしょう。

また、熱処理を繰り返すと髪の水分量が低下し、パサつきが目立ちやすくなります。
特定の温度だけを安全・危険の境界とせず、低めの温度から調整し、同じ部分への長時間・反復加熱を避けることが大切です。

・プレートと髪の摩擦によるキューティクル損傷
ヘアアイロンを強く挟んだり、髪に引っかけながら滑らせたりすると、プレートとの摩擦によって表面のキューティクルが傷つきやすくなります。
その結果、髪内部の水分が失われやすくなり、パサつきや枝毛、切れ毛につながるおそれがあります。

また、髪が絡んだ状態で使用すると摩擦が増えるため、事前にブラッシングしてもつれをほどくことが大切です。
さらに、毛束を少量ずつ取って挟み、同じ部分へ何度も通さないようにすると、髪への負担を抑えやすくなるでしょう。
プレートの滑りやすさも確認し、髪を無理に引っ張らず、ゆっくりと滑らせてください。

・濡れた髪への使用による熱ダメージ
濡れた髪に高温のヘアアイロンを当てると、急激な水分の蒸発によって、毛幹内部に気泡状の空洞が生じる「バブルヘア」などの熱損傷を起こすおそれがあります。
また、湿った髪は熱や摩擦による負担を受けやすく、パサつきや手触りの悪化、切れ毛につながる場合もあります。

そのため、使用前はドライヤーで根元から毛先まで十分に乾かし、髪に湿り気が残っていないことを確認しましょう。

●ダメージを最小限に抑えるヘアアイロンの適正温度
ヘアアイロンによる髪の負担を抑えるには、髪質やダメージ状態、使用する部位、機器の特性に合わせて温度を調整することが大切です。
ただし、高すぎる温度だけでなく、低温でも同じ部分へ何度も当てると、ダメージにつながる場合があります。

以下では、設定温度の考え方と、前髪や毛先など部位ごとの調整方法を解説します。

・髪質やダメージ状態に合わせた設定温度の考え方
ヘアアイロンの適温は、髪の太さだけでなく、カラーやパーマの履歴、乾燥やダメージの程度、使用する機器によっても異なります。
そのため、まずは低めの温度から試し、仕上がりや手触りを確認しながら段階的に調整してください。

特に、細く柔らかい髪や傷みが気になる髪は、熱の影響を受けやすいため注意が必要です。
一方、太く硬い髪であっても、最初から高温に設定するのではなく、同じ部分へ繰り返し当てずに整えられる範囲を探しましょう。
特定の温度だけを安全・危険の境界とせず、低めの設定と短時間の使用を意識することが大切です。

・前髪や毛先など部位ごとの温度調整のコツ
前髪や毛先は、髪の状態や施術履歴によって熱の影響を受けやすい場合があります。
そのため、髪全体と同じ温度に固定せず、低めの設定から試して短時間で仕上げてください。

また、くせが強い場合でも最初から高温にせず、仕上がりや手触りを確認しながら少しずつ調整するとよいでしょう。
特に、傷みが蓄積しやすい毛先へ何度もアイロンを当てると、乾燥や枝毛につながるおそれがあります。
部位ごとの状態を確認し、必要以上の反復加熱を避けることが大切です。

●髪を傷ませないヘアアイロンの正しい使い方
ヘアアイロンで髪を傷ませないためには、使用前の準備からアイロンの動かし方まで、基本を守ることが大切です。
具体的には、髪を完全に乾かし、同じ部分へ長時間当てず、毛束を少量ずつ取って通すことで、熱や摩擦による負担を抑えられます。

以下では、髪を守りながら整えるための正しい使い方を解説します。

・使用前に髪を完全に乾かす
ヘアアイロンを使用する前は、髪を根元から毛先まで完全に乾かしてください。
湿った髪に高温のプレートを当てると、内部の水分が急激に蒸発し、髪の組織やキューティクルを傷めるおそれがあります。

また、表面が乾いて見えても内側に水分が残っている場合があるため、手で触れて湿り気がないか確認することが大切です。
乾かす際は、ドライヤーを根元から順に当て、最後に冷風で髪に残った熱を冷ましましょう。
十分に乾かしてから使用することが、パサつきや枝毛を防ぐ基本です。

・同じ箇所に長時間当て続けない
ヘアアイロンを同じ箇所へ長時間当てると、熱が集中し、髪内部のタンパク質や表面のキューティクルに大きな負担がかかります。
また、くせを伸ばそうとして何度も往復させると、パサつきや切れ毛が起こりやすくなるでしょう。

そのため、プレートで髪を挟んだら同じ箇所で止めず、毛先へ向かって滑らせてください。
特定の秒数を一律の基準とせず、同じ部分への長時間・反復加熱を避けることが大切です。
さらに、毛束量や温度を調整し、必要以上にアイロンを通さないようにしましょう。

・少量ずつブロッキングして挟む
ヘアアイロンを使用する際は、髪を複数の毛束に分けて留め、少量ずつ挟むようにしましょう。
一度に多くの髪を挟むと内側まで熱が届きにくくなり、同じ部分へ何度もアイロンを通す原因になります。

一方、毛束を適量に分けると熱が伝わりやすくなり、反復加熱を減らしやすくなります。
毛束はプレートからはみ出さず、一度で均一に熱を通しやすい量を目安にしてください。
髪の量や太さ、使用するプレートの幅に合わせて調整し、下側の髪から順番に通しましょう。

・ブラッシングで毛流れを整えてから通す
ヘアアイロンを通す前にブラッシングを行い、髪の絡まりをほどいて毛流れを整えておきましょう。
もつれた状態でプレートを滑らせると、髪が引っかかって強い摩擦が生じ、キューティクルの損傷や切れ毛につながります。

一方、毛流れをそろえておけばアイロンを滑らかに動かしやすくなり、同じ部分へ何度も熱を当てる必要も減らせます。
毛先から少しずつもつれをほどき、その後、根元から毛先へ優しくとかしてください。
なお、洗髪後など髪が濡れた状態でとかす場合は、無理に引っ張らず、目の粗いコームを使用すると負担を抑えられるでしょう。

●アイロン前に取り入れたいダメージ対策アイテム
ヘアアイロンによる髪の負担を抑えるには、使用前に熱や摩擦から髪を守るアイテムを取り入れることが大切です。
ただし、オイルやミルクなどの働きや使用方法は製品によって異なります。
アイロン前に使用できるか、熱保護機能が明記されているかを確認し、髪質や悩みに合うものを選びましょう。

以下では、アイテムを選ぶ際のポイントや使用上の注意点を解説します。

・ヒートプロテクト機能のあるオイルやミルクを使用する
ヘアアイロン前にオイルやミルクを使用する場合は、アイロン前の使用や熱保護機能が明記された製品を選びましょう。
髪への働きは、オイルやミルクといった剤型だけでなく、配合成分や処方、使用量によって異なります。

また、すべての商品が高温のアイロン前に使用できるとは限りません。
使用するタイミングや適量を確認し、製品表示に従って髪になじませてください。
つけすぎるとベタつきや仕上がりの重さにつながる場合があるため、少量から調整するとよいでしょう。

●ダメージを抑えるヘアアイロンの選び方
ヘアアイロンによる髪の負担を抑えるには、プレートの素材や温度調整機能、摩擦を軽減する設計に注目して選ぶことが大切です。
特に、毎日使用する場合や髪が傷みやすい場合は、低温でも整えやすく、髪の上を滑らかに動かせるモデルが向いています。

以下では、髪へのダメージを抑えるための選び方を詳しく解説します。

・滑りや温度の均一性に配慮されたプレートを選ぶ
髪への負担を抑えたい場合は、プレート素材の名称だけで判断せず、髪の引っかかりにくさや温度の安定性を確認しましょう。
滑りが悪い製品は髪を引っ張りやすく、摩擦によってキューティクルへ負担をかけるおそれがあります。

また、プレートの一部に熱が集中すると、仕上がりにむらが生じたり、同じ部分へ繰り返しアイロンを通したりする原因になります。
低温設定の有無やプレート幅、開閉のしやすさ、重量なども確認し、髪質や使用目的に合った製品を選んでください。

・細かい温度調整ができるモデルを選ぶ
ヘアアイロンは、髪質やダメージの程度に合わせて細かく温度を変えられるモデルを選ぶと安心です。
高温で使用すると髪への熱負担が大きくなるため、まずは低めの設定から試してください。

ただし、低温で形が整わず、同じ部分へ何度もアイロンを通すと、結果的に熱や摩擦による負担が増える場合があります。
そのため、仕上がりや手触りを確認しながら、少ない回数で整えられる範囲へ段階的に調整しましょう。
あわせて、温度表示の見やすさや誤操作を防ぐ機能も確認すると便利です。

●毎日ヘアアイロンを使用する人のダメージケア
ヘアアイロンを毎日使用すると、熱や摩擦による負担が蓄積し、パサつきや枝毛、切れ毛が起こりやすくなります。
そのため、美しい髪を保つには、アイロンの使用方法だけでなく、日頃のヘアケアや使用頻度も見直すことが大切です。

以下では、毎日ヘアアイロンを使用する人が取り入れたいダメージケアについて解説します。

・使用頻度を見直してアイロンを使用しない日をつくる
ヘアアイロンを毎日使用すると、熱や摩擦による負担が少しずつ蓄積し、パサつきや枝毛、切れ毛につながるおそれがあります。
そのため、使用頻度を見直し、アイロンを使用しない日を意識的につくりましょう。

オフの日は、まとめ髪やヘアアクセサリーを取り入れるなど、熱を加えないスタイリングがおすすめです。
また、トリートメントやヘアマスクで保湿・補修ケアを行うと、乾燥や手触りの悪化を抑えやすくなります。
毎日使用する必要がある場合も、前髪や毛先など必要な部分だけにとどめ、髪への負担を減らしてください。

・ダメージが気になる場合は美容師に相談する
自宅でケアを続けてもパサつきや切れ毛、まとまりにくさが改善しない場合は、美容師へ相談しましょう。
美容室では髪質や施術履歴、ダメージの程度を確認したうえで、状態に合ったトリートメントやホームケアを提案してもらえます。

ただし、一度傷んだ髪を完全に元の状態へ戻すことは難しいため、施術だけに頼らず、日頃のアイロンの温度や使用方法も見直すことが大切です。
また、毛先の傷みが強い場合は、必要に応じてカットも検討してください。

・日常ケアに欠かせないトリートメント
トリートメントは、ヘアアイロンを使用する直前だけでなく、日常的に髪の手触りやまとまりを整えるためにも役立ちます。
シャンプー後に使用する洗い流すタイプは、製品の処方に応じて髪を保湿し、乾燥による広がりや手触りの悪化を抑えやすくするものです。

一方、洗い流さないタイプはドライヤー前に使用できる製品もありますが、使用するタイミングや適量は商品によって異なります。
髪の状態や使用目的に合わせて選び、製品表示に従って毛先を中心になじませましょう。

●まとめ:ヘアアイロンで髪を守るための温度設定と対策
ヘアアイロンによる髪のダメージを抑えるには、髪質やダメージ状態、使用する部位、機器の特性に合わせて温度を調整し、同じ部分へ繰り返し熱を当てないことが大切です。
また、使用前は髪を完全に乾かし、ブラッシングやブロッキングを行うことで、熱や摩擦による負担を減らせます。
ヒートプロテクト剤やアイロン前用のオイルも活用し、日頃から保湿や補修を意識しましょう。

さらに、プレートの素材や温度調整機能を確認して機種を選び、必要に応じてアイロンを使用しない日を設けることも有効です。
正しい使い方と日常のケアを組み合わせ、髪の状態を確かめながら無理なくスタイリングを続けてください。

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